西洋占星術

「西洋占星術」を始めて聞いた人でも「星占い」なら知っているという方は多いのではないでしょうか。よく雑誌に今月の運勢として載っていたり、年始には今年の運勢という特集も組まれていますし、毎朝テレビをつければ情報番組で「今日のラッキー星座は?」なんてランキングをやっているので、一度は目にしたことがあると思います。自分が何座かくらいは知っていいることでしょう。

夜空の星

一般的に言われている星座は西洋占星術でいう太陽星座のことで、つまり生まれた時に太陽があった位置が星占いの星座です。でも貴方が生まれた時に空に輝いていた星は太陽だけではないのです。貴方がこの世に生を受けたその瞬間には無数の星が輝いていたはずです。西洋占星術では太陽以外に月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星がそれぞれどの星座にあり、またどの位置にあって、どのような角度で結ばれているのか。それを複合的かつ立体的に見て行く占術なのです。太陽は目指す方向性や主軸となる大事な天体ではありますが、西洋占星術でいうとそれだけでは判断することはできません。それはほんの一部にすぎないからです。

太陽系惑星

とは言え一般的な「星占い」を否定しているわけではありません。太陽星座が示している性質・本質であるこことは間違いないのですが、ほんの一部分で一面的な事なのですよと言うことです。例えば、プライベートな自分は月がでますし、考え方は水星、恋愛や好みは金星が関係しています。そして、いざ動く時の行動は火星が深く関わってきます。単純に考えれば、この世の中に何億という人間がいるのに、それを12分割するなんて、そもそもできる訳がないですよね。
西洋占星術は生まれた日時・場所・時間の陽以外に月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の位置関係を1度単位の精密さで見ていきます。同じ日に同じ場所で同じ時間に生まれるなんて不可能ですよね。双子でさえ数分のずれが出てしまいます。そのようにして導き出されたホロスコープと呼ばれる星の地図は誰一人同じものはない特別な貴方だけの地図なのです。そこから個人の性質や運命を読み取っていくので、より正確に明確に導き出されます。

ホロスコープ

「星占いって当たらないよね」そうそう!当たったり当たらなかったりで当然。だって一部ですから。西洋占星術はより深くより高度な学問なのです。

西洋占星術のはじまり
星を見たことはありますか?きっと夜空を見上げた事がない人なんていないと思います。月食や流星群など『何十年に1度』とニュースで話題に上れば「どれ。見てみようか」と然程、天体に興味のない人でもベランダからでも空を眺めてみるのではないでしょうか。貴重な月食を見れたり流れ星を見つけたらラッキーだなと思うかもしれません。けれど、それ以上に深く考える事は少ないでしょう。星なんて夜になれば当たり前に空に輝くもの。そんな風な認識だろうと思います。

オリオン座流星群

遥か昔、私たちと同じように夜空に煌めく星たちを眺めていた人がいました。今のように部屋の電気を消してもネオンや街頭の灯りが漏れてくるような時代ではないですからね。頼りになるのは月明り。もしくは無数に輝く星たちだったに違いありません。
もちろんテレビやスマホなんてないですから、眠れない夜に見るのは夜空のみ。毎日毎日眺めていたのでしょうね。そこから星にはある法則があることに気が付きました。

ギリシャの夜

現代の占星術のもとになったプロト占星術は、古代バビロニア時代より神々の意志を知るために使われていました。月食や日食を災害の予兆のように捉えたり、月の満ち欠けを木に刻み記録したカレンダーのもととなるような物も考えだしていました。そこから一定の周期で月の満ち欠けが行われていることに気付き太陰暦が発見されたのも、この頃です。その後、バビロニア占星術として主に国家や王家の吉凶を見るツールとして使われ発展し、現代の占星術の原型が出来上がりました。そして、紀元前3世紀頃にギリシャに伝わり、今のように個人的な事を見ていくホロスコープ占星術へと進化していきました。

古代バビロニア

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西洋占星術の歴史と哲学